研究開発

 当所では、地域の陶磁器産業が抱える技術的課題の解決や、将来の産業発展につながる技術の開発を目指し、研究開発に取り組んでいます。
 資源循環や省エネルギーに対応した製造技術、デジタル技術を活用した製造・検査技術、陶磁器の成形・焼成技術の高度化など、陶磁器産業の競争力強化につながる研究を進めています。また、半導体分野など新たな分野への展開や、伝統技術を活用した新製品の開発にも取り組んでいます。
 さらに、企業等からの依頼に基づく受託研究や、大学・企業等との共同研究にも取り組んでいます。

2026年度(令和8年度)の研究テーマ

  • リサイクル陶磁器の製造技術に関する研究開発【サーキュラエコノミー実現・資源の有効活用プロジェクト】
     使用済み陶磁器を粉砕したリサイクル粉末を多量に配合した坏土の製造技術向上を目的として、レオメータを用いて流動性や凝集状態などを測定し、リサイクル粉末の分散性を評価する。
  • タイルの新しい製造技術及び製品検査の自動化に関する研究開発【AI等デジタル技術の実利用化プロジェクト】
     ミラーレス一眼カメラで撮影したタイル画像から色情報を取得し、統計的手法を用いてデータベースに登録された釉薬の色情報と照合する技術を開発し、製品検査の自動化を目指す。
  • 半導体製造用セラミックス部材の製造技術確立に関する研究【産業活力創出支援プロジェクト】
     半導体製造装置に用いられる炭化ケイ素や窒化アルミニウム製のヒーター、静電チャックなどを対象に、安価で信頼性の高いセラミックス製造プロセスを確立し、県内企業の新規参入を支援する。
  • 複雑形状の陶磁器製飲食器の応力解析【地域密着型研究】
     CADやシミュレーション技術を活用して複雑形状の陶磁器製飲食器の応力や変形を解析し、これまで職人の経験に頼る部分が大きかった製品設計に、科学的根拠に基づく設計・評価手法を導入する。
  • 陶磁器成形用石膏型の長寿命化に関する研究【地域密着型研究】
     陶磁器の成形工程で使用される石膏型について、繰り返し使用による劣化を抑制して長寿命化する技術を開発し、使用済み石膏型の廃棄量削減による環境負荷の低減と、生産性の向上を目指す。
  • 陶磁器製品の低温焼成に関する研究【地域密着型研究】
     従来より100℃以上低い温度で磁器化できる原料配合と、それに適合する釉薬を開発する。さらに、開発した坏土・釉薬を実際の製造ラインで実証し、焼成工程における省エネルギー化を目指す。
  • 新装飾を活用した美濃焼伝統工芸による新規陶磁器製品の開発【地域密着型研究】
     九谷焼の加飾技法である釉裏金彩について、美濃焼への活用に必要な施釉方法や焼成条件などの技術を確立する。伝統技術と新たな装飾技法を組み合わせ、高付加価値な陶磁器製品を開発する。

    過去の研究テーマ

    研究報告書

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    技術シーズ集

    知的財産

    • 知的財産(PDF:195KB)