・2021年度(令和3年度)の研究テーマ
・省エネルギー技術に貢献するセラミックス熱交換部材の開発【中小製造業モノづくりスマート化推進プロジェクト】
セラミックス製熱交換器の特性を把握し、リジェネバーナーやラジアントチューブ等への利用に適した形状や特性を検討することで、焼成炉の廃熱を効率的に利用するシステムの構築を目指す。
・機能性ナノ複合粒子の活用技術の開発【革新的モノづくり技術開発プロジェクト】
粒子の表面状態を制御して混合することで、原材料が均質に分散した複合材料・複合粒子の作製技術を開発する。また、粒子表面改質制御装置を活用し、実用化に向けたスケールアップ技術について検討する。
・陶磁器の鋳込み成形技術のデジタル化とその応用【地場産業の技術承継・新商品開発プロジェクト】
鋳込み成形におけるスラリー調整や鋳込み圧力等の条件を最適化し、成形体の密度均一化と品質向上を図る。また、成形条件を数値データとして蓄積し、鋳込み成形の省力化・自動化や技術継承への活用を目指す。
・シミュレーションを活用したセラミックスの設計・評価技術の確立【新価値創造によるサスティナブル社会推進プロジェクト】
陶磁器製品を対象にCAD・CAEを活用したシミュレーション解析と実試験を行い、両者の結果を比較・検証することで、経験や試作に依存してきた製品設計・評価へのシミュレーション技術の活用を目指す。
・セラミックスの成形技術の高度化【重点研究】
光硬化樹脂にセラミックス粉末を分散させたスラリーを用いる3D造形について、スラリー調整、造形、脱脂・焼成の各技術を開発し、様々なセラミックス材料に適用可能な3D造形の基盤技術の確立を目指す。
・高付加価値食器の開発(メタルマークを軽減する白色結晶釉の開発) 【地域密着型研究】
陶磁器食器に金属製品が接触して生じるメタルマークについて、その発生原因を明らかにするとともに、表面粗さや摩擦係数などの特性を検討し、メタルマークの発生を軽減する白色結晶釉の開発を目指す。
・高付加価値食器の開発(低熱膨張な食器の開発) 【地域密着型研究】
急熱急冷に強い食器の開発を目的として、ペタライトの使用量を抑えながら、350℃の温度差に耐える低熱膨張性と、IH調理に対応するための銀転写が可能な平面を備えた白色磁器用釉薬の開発を目指す。
・タイル製品の品質(外観)検査手法の提案【地域密着型研究】
タイル製品の外観検査の自動化を目的として、完成製品をカメラで撮影した画像をコンピュータに学習させ、製造ラインを流れる製品画像と比較することで、外観不良品を自動判別する検査システムを提案する。
・新ニーズを創出する素地・釉開発の研究【地域密着型研究】
当所が収蔵する江戸時代に多治見で焼かれた太白焼の陶片を分析し、その特徴的な風合いを生み出す要因を明らかにする。さらに、その素材や特徴を活かし、現代の生活に適した陶磁器製品の試作・提案を行う。
・粘土鉱物を用いた超親水性材料の開発【地域密着型研究】
固体表面への異物付着の防止や洗浄性の向上を目的として、粘土鉱物を利用した親水性コーティング剤を開発する。材料の機能・品質向上を図るとともに、粘土鉱物原料の新たな付加価値の創出を目指す。
